I 💓 FISHING!~ ここでは釣りを好きになるための条件、というか資格について解説します。もちろん釣りを好きになるのに資格とか要件なんて必要はありません。ましてや無理して釣りを好きになる必要もありません。
しかしあらためて私自身の釣り遍歴を振り返ってみると、釣りが好きで釣りにハマる人たちには共通点があるように思います。無論私も含めてですが…。
あらかじめ断っておくと、この条件に該当しないから自分は釣りには向いていないというわけではありません。釣りはあらゆる趣味のなかでも「来るものを拒まない」アクティビティです。
例えば、野球とかサッカーとかテニスといったスポーツなら「運動神経」だったり、絵画やデザインやピアノ演奏といった美術・音楽系なら「美的音楽的センス」が求められますが、釣りにはそういう類いのものがありません。むしろ釣りには「第六感」とか「野性的な勘」が大切だと思います。
もっとも「勘」を身につける教育とか訓練はなかなかありません。こればかりは社会に出て自分で身に付けなければならないのが現状です。逆を言うと、釣りはこうした「勘」を醸成するアクティビティとしてうってつけなのです。
「釣り」を好きになりませんか!?
私が実際に本格的に釣りをはじめたのは三十歳で、当初はまさか自分が釣りを好きになるとは思ってもみませんでした。
しかしいつの間にか、朝早く起きて出勤前に釣りに行ったり、仕事を早々に切り上げて夜釣りに出かけたり。そのうち釣りに行くために有給休暇をとったり、釣った魚を勤務先の同僚にお裾分けしたりなどなど、気がついた時にはどっぷりと釣りにハマっていたのです。
釣りを始めたおかげで、先ず生活のリズムが変わりました。朝が苦手だった私が完全に「早起き体質」へと変わったのです。そして先にも述べた通り、釣りをすることにより「勘」が養われました。それは仕事面や人間的な側面においても大いに自己の成長の原動力となり、自分自身のスキルアップに大きく相乗効果をもたらしたのです。
まさに釣りは、良いことずくめのアクティビティです。
まずは釣りを「好き」になる!
釣りをはじめてかれこれ二十五年間。いまさらながら釣りをして本当に良かったとつくづく思います。何かひとつのことに打ち込めるということは、それだけで幸せの源泉だと思います。そのひとつが釣りだとするならば、やはり単純に、釣りを好きになることが「はじめの一歩」ではないでしょうか!?
まずはじめは『釣りが大好き』になること!
「何だ、そんなの当たり前じゃないか!?」という方もたくさんいらっしゃるでしょう。しかし釣りに限らず、スポーツにせよ音楽や絵画などの芸術にせよ、何かに夢中になるって案外難しいことだと思いませんか?
たとえ一時的に夢中になったとしても、「好き」という思いはなかなか長続きしないものです。しかし対象は何でも構わないので、ずっと好きでいられるヒトやモノやコトなどを見つけられたらそれだけでハッピーです。
いまのあなたには大好きなヒト・モノ・コトがありますか!?
釣りを好きになるための3つの要件
じつは、釣りを好きになるためには3つの要件があります。
もちろん、釣りを好きになるのに資格とか要件なんて必要ありませんが…あらためて自分の釣り遍歴を振り返ってみると、ざっと以下のような結論に達しました。
これらの要件を満たしていれば、釣りをずっと好きになる可能性が高いということになります。つまり釣りに対する適性や潜在能力を持ち合わせているのです。
- 気が短いこと
- ロマンチスト(想像力が豊か)であること
- ビギナーズラックがある=「持っている」こと
(1) 気が短いこと
おそらく釣りを好きになるための必要十分条件ではないでしょうか?
私の知る限り「釣り好きは短気」という方が非常に多いです。身近な釣り仲間から果ては某メーカーのテスターの方々に至るまで、皆さんことごとくせっかちで気が短い方ばかり。もちろん私も含めてかもしれませんが…汗
本来であれば、釣りは魚からの魚信をじっくり忍耐強く待つアクティビティのはず。なのにどういう訳か、気が短い方々ばかりなんですよねぇ。
もっとも釣りのジャンルによって、気の短さも多少異なることも事実。例えば、陸っぱりのクロダイやメジナなどの磯釣りやアオリイカのエギング、船釣りではマダイやカワハギ釣り、フライフィッシングや渓流釣りが好きな方は総じて「超」がつくほど気が短い方が多い傾向です。
いっぽうキンメやアコウ・ベニアコウなどの深場釣りやモロコ・スジアラなどの大物釣り、またヘラブナ釣りが好きな方などは、どちらかというと『のんびり』と大らかな方が多い傾向にあるような気がします。不思議ですね。
おそらく釣りというアクティビティによって、自己の性格とのバランスを無意識にとっているのかもしれませんね。
(2) ロマンチストであること(想像力が豊かであること)
これまでの経験に基づくと、ロマンチストであるということも釣りを好きになるために大きな要素だと思います。
一般的にロマンチストというと、夢や空想が好きでロマンチックなことに憧れる人といったイメージを思い浮かべるかもしれません。たしかに同じニュアンスもありますが、ここでいうロマンチストは少し意味合いが異なります。それは想像力が豊かであることです。
釣りはめいっぱい想像力を働かせるアクティビティです。地上や海上からは窺い知れない海や川や池や湖のなかの様子を想像し、水中をシミュレーションして戦略を立て戦術を実行するのです。まるで青空の向こう側に広がる宇宙に思いを馳せてロケットを飛ばしたりすることと同じです。
釣りは自然とコラボする芸術的活動!
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、少なくとも私はそう感じています。
(3) ビギナーズラックがあること=「持っている」こと
釣りに限らず、仕事でも趣味でも何でもビギナーズラックってとても大切ですよね。ビギナーズラックの有無次第で、その後の活動のモチベーションが大きく左右されるものです。
仕事でいえば入社早々に大口契約を獲得したり、二度目のゴルフコンペでいきなりホールインワンしたり、初のG1レースで万馬券的中したり。釣りでも全く同じようなことが言えるのです。
しかも、釣りは体力や知力の影響をほとんど受けません。良い意味でも悪い意味でも、釣りはしばしばギャンブルに例えられたりします。たしかに一度ハマるとのめり込みやすいアクティビティです。
何事も早い段階で成功体験を味わえば味わうほど、のめり込む速度はグングンと加速します。もちろん仕事やスポーツ、釣りにおいても同じことが言えるのです。
以上の3つの要件は、釣りを好きになるために必須な条件としてご紹介しました。ただし相対的な要素が強いため、あくまでも参考程度までに留めておいてくださいね。
(4) さらにもう一つ…
こちらは番外編です。あともう一つ条件を加えるとすれば、
スケベなこと!
そもそも、スケベの定義自体私にはよくわかりませんが、少なくとも不倫したり浮気したりという意味ではありませんので悪しからず。あとはご想像にお任せします…
まとめ
釣りというアクティビティでは、「三度のメシより釣りが好き」という方が非常に多いです。おそらく他の趣味やスポーツとくらべても類を見ないほど。いったい釣りのどこにそんな魅力があるのか当の私自身も解りかねますが、気がついたらどっぷりハマっているのです。
釣りを好きになり、果ては釣りを一生涯続けたいという方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。ただしあまりハマり過ぎないように…。
せいぜい、仕事はほどほどでも家庭や人間関係を大切にする「釣り好き」になりたいものですね!
② ロマンチストであること(想像力が豊かなこと)
③ ビギナーズラックがあること=「持っている」こと