釣りに出かけるとなると、まず車を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか!?
車がなくても電車やバスなどの公共交通機関で徒歩で釣りに行くことは可能です!
ことに船釣りの場合、最寄駅やバス停から出港場所までのアクセスが至近だったり、船によっては送迎バスのサービスもあるため、楽々と歩いて釣りに出かけることができるのです。
たしかに電車やバス等での釣行は、荷物の持ち運びや他の乗客に配慮しなければならない等、いくつか気をつけなければならない点もありますが、工夫次第では快適な釣行が楽しめます。
また、電車やバス等の釣行は車での釣行にはない楽しみや醍醐味がたくさんあります。
とくに、運転免許をお持ちでない方や車を持っていない方、車の運転が不安な高齢者、のんびり道中を楽しみたい方々にとっては、電車やバスでの釣行がおすすめです。
そこで今回は、電車やバスなどの公共交通機関で釣りに出かけるための基本的な装備やルール、留意点等について解説します。
ぜひ、皆様方の快適な釣行にお役立てください。

電車&バス釣行のメリットとデメリット
電車やバスなど公共の交通機関での釣行は大変魅力的です。ただし車での釣行と比較すると、それぞれメリットとデメリットがあります。
例えば、運転免許が無くても複数でのグループ釣行なら車で釣りに行けますし、車を持っていない場合でも、行先や人数によってはレンタカーを借りた方がコスパ&タイパが良かったりします。そこで、
自宅から目的地となる出港場所や出港(帰港)時間、人数、釣り物などを勘案した上で、電車&バスで釣りに行くかどうか判断する必要があります。
もちろん、時間的に余裕があり、のんびりと気軽に釣行を楽しみたいのであれば、断然電車&バスでの釣行をおすすめします。
ここでは電車&バス釣行のメリットとデメリットについて解説します。
(1)電車&バス釣行のメリット
①のんびり気軽な釣行が楽しめる
電車&バス釣行の最大のメリットは、車の運転という煩わしさから解放され、安心かつ安全に釣行することができる点です。
とりわけ早朝出船が多い遊漁船の釣行は、帰路睡魔に襲われることもしばしば。しかし電車&バス釣行ならゆったり過ごせて、車中で居眠りしたり、場合によっては飲酒したり…etc.なんてことも可能です。
②正確な時間で釣行できる
電車やバスといった公共交通機関は概ね正確な時間で運行しているため、乗客は予定した時刻に目的地に到着することができます。
一方、車釣行だとどうしても渋滞のリスクが発生してしまいます。往路は時間帯が早朝のため、滅多に渋滞することはありませんが、復路は渋滞にハマってイライラなんてことも多いはず。とくに土日祝日はあるあるですよね。電車釣行ではこうしたストレスが一切ありません。
③送迎サービスがあれば無敵
出船場所が駅やバス停から遠い立地でも、一部の船宿では送迎を実施しています。公共交通機関で釣行する乗客にとってはありがたいサービスです。関東や関西近県だけでなく、地方でも遠征客向けに旅館やホテルなどの宿泊施設からの送迎も見受けられます。
こうした送迎サービスを積極的に活用することで、より快適な電車釣行が実現します。
(2)電車&バス釣行のデメリット
①荷物の持ち運びが大変
電車やバス釣行では、釣り具やクーラーボックスといった重たい荷物を自ら運ばなければならず、最大のデメリットといえるでしょう。
そこで荷物をコンパクトにまとめたり、キャリーを使用することによって、なるべくラクに移動できる工夫が必要です。
②早朝や夜間出船では前泊・後泊が必要
船釣りは季節や釣り物によって早朝出船や半夜出船が多いため、車での釣行は現地の車内で仮眠をとることができる反面、電車やバス釣行だとどうしても現地で前泊や後泊しなければなりません。
この場合、無料で宿泊所を設けている船宿もあり、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
③周囲に気を遣う必要がある
船釣りでは荷物が大きくかつ多いため、電車やバスの混雑時間帯には周囲の乗客に配慮しなければなりません。
とくに釣りを終えて帰える際は、ニオイや汚れ等には十分な対策が必要です。

電車&バス釣行を快適にする4つのポイント
釣りに出かけるためには、竿やリールなどのタックル、仕掛けやハサミなどの釣り具類、魚を保管するためのクーラーボックスなど、非常にたくさんの荷物を持参しなければなりません。このため、
公共交通機関で釣行する際は、釣り具やクーラーボックス等の装備に工夫が必要です。
ということで、電車&バス釣行について最低限押さえておきたい4つのポイントについて解説します。
この3点を実践するだけで、電車&バス釣行の快適性や利便性が格段にUPします!
これから電車やバスでの釣行を考えている方は、ぜひ以下の4点に留意し、快適な釣行を楽しんでいただけると幸いです。
(1)荷物はコンパクトにまとめる
①基本は竿・釣り具&ウェア・クーラーボックスの3点セット
釣りに出かける際の荷物は、タックル(竿やリール)、仕掛けやウェアなどの釣り具、そしてクーラーボックスの3点セットにまとめるのが基本です。
荷物の個数が多いほど移動が煩雑化し、快適な釣行を実現することが困難になります。そして、
それぞれの荷物をなるべく軽量かつ小型にコンパクトまとめることが大切です。
②クーラーボックスは長さ~60cmがベスト
電車釣行で必ず通過するのが駅の自動改札です。自動改札の横幅は概ね60センチ前後に設計されておいるため、クーラーボックスは肩から掛ける場合を除き長さ60cmまでのものが理想的です。
そうはいっても、大物釣りの場合はどうしたら良いのでしょうか?
体長60センチを超えるような魚は、帰港後に尻尾や頭を落として捌いてしまうか、クーラーボックスごと宅配便やヤマト便で自宅に配送するのが賢明です。
③クーラーボックスはモノ入れとして活用する
クーラーボックスは、帰り(復路)の単なる魚を入れるツールとしてだけでなく、モノ入れとして活用します。
竿受け(ロッドキーパー)やテンビン、コマセカゴなどの釣り具を入れたり、飲料水や食料などの飲食物、船上のみで着用する防水カッパなど、汚れても良いものを収納するのに大いに役立ちます。
電車&バス釣行では、クーラーボックスをいかに上手に活用するかがポイントです。
④ウェアやシューズは着用して出かける
下着はもちろん釣り用のアウターなどのウェアやブーツ等のシューズ類は現地で着替えるのではなく、着用したままの状態で出かけるのが持ち物を減らすコツです。ただし、
帰港後に衣類やブーツなどはキレイに洗い流して、清潔な状態で電車やバスに乗車できるように心がけましょう。
船上では波をかぶったり魚を触ったりするため、出港前にかならず防水機能があるカッパを上着として羽織りましょう。帰港後に上着はクーラーボックスに仕舞い、帰宅後に洗浄すれば安心です。

(2)キャリー(カート)は必需品
①キャリーカートは電車釣行の最強ツール
電車やバスでの釣行において、キャリー(カート)は必需品です。
キャリーカートは、竿とタックルケース、クーラーボックスの3点セットを一纏めにでき、旅行や出張等のスーツケースのようにキャスター付きのカートでラクラクと移動・運搬することが可能です。
もちろんシロギスやアジといった小物釣りであれば、小型のクーラーボックスを肩から背負えば良いのですが、キャリーがあれば荷物を一つにまとめられる利点があります。また、
最近では耐荷重や静音性に優れている商品が数多くあり、車釣行でも便利であるため、キャリーカートはぜひ一台用意しておくことをおすすめします。
ただし、電車やバスの混雑時は他の乗客の迷惑にならないよう注意しましょう。
②キャスター付きクーラーボックスも優れ物
キャリー(カート)がなくても、キャスター付きのクーラーボックスがあれば、移動・運搬はラクラク行なえます。
とくに60L以上の大型のクーラーボックスの場合、キャリー(カート)はどうしても安定性が悪く、キャスター付きクーラーボックスの方がおすすめです。
ただし、キャスター付きクーラーボックスは移動時にガラガラと音が響いて静音性が低い上に、帰路の釣果運搬時に内部からの液モレの不安が否めません。
液モレを防止するためには、クーラー内の釣果はビニール袋で密閉する等の対策が必要です。

(3)レンタルを積極的に活用する
①初心者は竿&リールをレンタルして手ぶら釣行がおすすめ
荷物の中で最もかさばるのが竿とリールのタックル類です。とくに竿(ロッド)は細長い形状のため、持ち運びが大変です。ですので、
船釣り初心者や入門者は、船宿のレンタルタックルを借りるのがおすすめです。もちろん経験者も釣り具に拘りがなければ、遠慮なくレンタルすることで利便性が格段に向上します。
レンタルタックルは釣り物に応じてプラス1,000~5,000円の相場で借りられます。最近は各船でもタックルは非常に充実しており、十分満足な釣りが楽しめます。
②ライフジャケットやロッドキーパーもレンタルで
釣り具のなかでも、救命胴衣(ライフジャケット)や竿受け(ロッドキーパー)はかさばる荷物です。ましてやイカ釣り用の投入器や深場釣り用のマグネット板等も含めると大荷物になりかねません。
ライフジャケットやロッドキーパー等は、たいていの船で無料で借りられます。

(4)電車&バスの特性を理解する
①タイムテーブル(時刻表)と乗り換え等の確認
電車やバスなど公共の交通機関での釣行は、経路や乗り換えなど綿密なスケジュール確認が必要です。
とくに、船釣りの釣行は早朝出船となる時間帯が多く、電車やバスの経路や乗り継ぎなど緻密な計画を立てましょう。
また、事故やトラブル等不測の事態に見舞われた際のリカバリープランも立てなければなりません。
とくに電車やバスとの乗り継ぎや乗り換えには細心の注意を払う必要があります。
電車&バス釣行は出船時間の最低30分前到着を心掛けましょう!
②周囲の乗客に配慮する
電車やバスで移動する際は、他の乗客に迷惑にならないよう配慮しましょう。
幸い、船釣りの場合は早朝での移動になることが多いため、車内は混雑することがほとんどないと思いますが、ラッシュアワー等混雑する時間帯は荷物が邪魔にならないよう気をつけなければなりません。
とくに釣行後の帰り(往路)では、汚れや臭い等にも十分留意する必要があります。
また、大漁や大物が釣れてクーラーボックスがパンパンに膨れた状態で移動すると漏水のリスクが伴います。もちろん釣り人としては嬉しい限りなのですが、交通機関および乗客にとっては大迷惑となるので注意しましょう。
電車やバスで釣りに出かけよう!
電車やバスといった公共交通機関を利用して歩いて船釣りに出かけることは十分可能です。ていうか、
車での釣行では体験できない魅力も満載で、釣りの楽しみも倍増します。
ぜひ、電車やバスを利用して、のんびりと快適な釣行をお楽しみください!

アクセス良好な釣り船のご案内
電車やバス等を利用してラクラク歩いていける、全国の釣り船をご紹介します。
おもに、最寄駅やバス停からのアクセスが良い釣り船や、送迎バスのサービスがある釣り船など、徒歩でも行ける釣り船を対象としています。
アクセス良好な釣り船は、都市部に限らず地方にもかなり存在しています。
電車やバスで歩いて快適な釣行を実現するためにお役立ていただけると幸いです。