冬の夜メバル釣り好スタート!堤防や磯など陸っぱりからのウキ釣りはこれからチャンス到来!

冬場の人気ターゲットといえば夜釣りで狙うメバルもそのひとつ。夜メバルというと一般的に船釣りのイメージがありますが、堤防や地磯といった陸っぱりでもウキ釣りやメバリング等で船釣りと遜色ない釣果を得ることも十分可能です。

夜メバル釣りは地域差もありますが、例年年末から始まり春の桜の咲くシーズンにかけて楽しめる釣りです。シーズン初期は中小型サイズが数釣れ、春が近づくにつれ大型が釣れ始めます。時には30センチを超える「尺メバル」もゲットできるので釣りとしての魅力も満点!

週末の夜のひとときや会社帰りの短時間釣行で手軽に楽しめる夜メバル釣り。

「春告魚」とも呼ばれるメバルは大変縁起の良い魚としても知られており、地域によってはおめでたい席で食べるところもあるようです。

まさに釣って良し食べて良しのメバル釣り。この冬はぜひ夜メバル釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?

コツさえつかめば釣果は手堅い夜メバル釣り。ウキフカセ釣りの徹底攻略法を解説!

この時期のメバル釣りの魅力は釣り方が簡単で数釣りが楽しめることです。これから水温が安定しない時期がしばらく続きますが、他の魚種と比べて低水温にも強いためコンディションの影響を受けにくくアブレることは少ない釣りです。

最近ではジグヘッドにワームを装着して釣る「メバリング」なども流行していますが、今回ご紹介するのはエサを付けてウキフカセで狙う釣りです。

全国の沿岸の磯・堤防など、水深が1ヒロ(約1.5m)以上あればどんな場所でも釣れる魚です。場荒れしている人気の場所よりも、むしろあまり攻められていないポイントや、こんな場所で!?というような小場所の方が思わぬ好釣果につながることも多いのでフットワークも大切です。

日中は魚が沖の深場や岩陰に潜んでいるため、なかなか攻略するのは難しいですが、夕マズメとともに活発にエサを追うようになり、夜は陸っぱりでも十分釣りが成立します。夜釣りが初めて、という方でも、足場の良い場所なら安心して釣りが楽しめる釣りです。

時合・時間帯

夕マヅメから午後9時頃までが時合です。地域性や釣り場によってさまざまだと思いますが、メバルは深夜帯にはあまり活性が高くないようです。とくに日没前後から2時間位を目安に絶好の時間帯(時合)を集中的に狙うのが効率的です。

活性が高い日は明るい内からエサにアタックして来ますが、基本的にメバルの時合は短時間です。ですので、時合を逃さないように気をつけましょう。また同じ釣り座でも狙うポイントによって時合が違う場合も多いため、なるべく広範囲に探ってみるのもこの釣りの特徴です。

仕事帰りや週末の短時間釣行で効率良く釣果を上げるためにも、夜メバル釣りはとてもコスパも良く、満足度の高い釣りだと言えるでしょう。

ポイント・場所

上の写真は実際の夜メバル釣りのポイントです。ここはアオリイカの好ポイントしてもメディアに掲載されるほどの場所です。テトラ帯の護岸を形成し水深は満潮時でも5メートル前後の浅場で、クロダイやメジナそして夏場はサーフトローリングでソーダガツオやワカシなども釣れます。

こうした場所は夜メバル釣りでも好ポイントとなります。夜メバル釣りは基本的にウキを遠投して誘う釣りが一般的ですが、沖目だけでなく案外テトラ際でも食ってきます。しかもテトラ際はメバルだけでなくカサゴやソイなど魚種も豊富なので、沖目からテトラ際まで広範囲に探ることが重要です。

道具・タックル

夜メバル釣りのタックルは、基本的にクロダイやメジナなどの中小物釣りの仕掛けをベースとして構成します。

竿は1~1.5号の磯竿。リールは2000番台の中小型スピニングリール。道糸はPE0.8~1号でナイロンなら3号前後です。ただしこの釣りは遠投したり広範囲を探るため、スプールには最低でも100m以上は巻いておきたいところです。

また夜メバル釣りにとってウキは最も重要なツールです。遠投を要するため、自重のある中通しタイプの電気ウキが理想です。オモリ負荷は2~5号がベストです。電気ウキでなくてもケミホタル装着可能なウキなら対応可能です。

ポイントとしては、メバルがエサを食ったときになるべく違和感を与えないようなタックルバランスに留意して作成することが大切です。

ハリスは細仕掛けが基本です。ハリスはフロロカーボンの1.2~1.5号で、チヌ針の2~3号を使用します。また食いの渋いときはチモトにソフト夜行玉を付けてアピールすることもあります。

エサ

エサは基本的にアオイソメを使用します。冬場のシーバス釣りでもご紹介しましたが、アオイソメなどイソメ類を塩漬けしたものは活きエサよりも効果的な場合があります。とくに塩漬けしたイソメは海中で青光りするため、夜釣りには絶大な効果を発揮します。

できれば塩漬けしたイソメを予備エサとして携行し、活きたイソメとミックス掛けすることによって、よりメバルの食い気を促進することも可能です。

エサの付け方は一匹掛けや房掛けが基本ですが、大き目に付けると針掛かりが悪いケースが多いため、当日のコンディションによって付け方を工夫することが肝心です。とくにこの時期のメバルは中小型のサイズが多いため、なるべく小さめのイソメを選択すると良いでしょう。

●塩漬けしたイソメ類は威力抜群!活きたイソメとミックス掛けすると効果最大だよ!

釣り方

メバルは本来夜行性の魚であり、夜になると宙層に浮いて活発にエサを捕食します。その際体勢は必ず上方を見上げるように泳いでいるため、なるべく上層~宙層で最適なタナを見つけることがポイントとなります。

はじめはウキ下1~2ヒロから探り、中層で食ってこないときはウキ下を少しずつ下げて、底近くまで探っていきます。ウキ自体もなるべくオモリ負荷(残浮力)をなるべく減らして抵抗がかからないように調整した方が食い込みも良くアタリも明確に出やすいです。

仕掛けが着水したらエサが自然な状態でタナに届くまで待ち、しばらく落ち着かせてゆっくりとリールを巻いて時折竿をあおりエサにアクションを加えるとメバルに対するアピール度も増します。

基本は沖目遠投で、手前までリーリングしながら根回りを丹念に探っていく釣り方がベストです。極力スローリトリーブで誘いをかけて待つ・時々アクションの繰り返しが、釣果を大きく分けるようです。

魚の活性が高いときはエサがタナに届くまでに小型のメバルにエサを取られてしまったり、電気ウキが勢いよく海中にスーッと沈み込むけどハリ掛かりしないこともしばしば発生します。また食いの渋い時はエサを小さめに付けたり塩イソメを有効に活用すると釣果UPに繋がります。私も一時期は、塩漬けのイソメだけで釣っていたほどです。

冬の夜メバル釣りは短時間で効率良く!

先端や角の部分など潮通しが良く、周囲に岩礁やホンダワラなどの藻場がある場所であればどこでも釣りは成立します。とくに港の入り口付近は船道の駆け上がり、港内外であればテトラ際なども好ポイントとなるので迷わず狙ってみたいポイントです。

メバルは群れでポイントに留まっていることが多いため、一尾釣れたらその周辺を重点的に攻めると立て続けにヒットするケースが多いのが特徴です。

関東近県の堤防や磯であればどこでも釣れるメバル。比較的近い場所で誰でも簡単に始められるメバル釣りは、週末の夜のひとときや会社帰りなど短時間釣行でも手軽に楽しめるのが魅力です。また淡泊な白身は、煮付けや塩焼き、大型はもちろん刺身もイケますよ!

これから本格的なシーズンを迎えますが、メバルを釣ってひと足先に春をGETしましょう!

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