ワカサギ釣りといえば冬の風物詩のひとつ。そしてここ数年にわかに脚光を浴びているのが、ドーム船のワカサギ釣りです。
ワカサギ釣りというと、氷上の釣りで「寒い~っ」というイメージを思い浮かべてしまうも多いと思いますが、じつはこのドーム船は屋形船のような船内で釣りをするため、冬場でもポカポカと暖かく快適に釣りを楽しむことができます。
釣行時間はわずか2~3時間程度でも半日でも自由に設定できるため、日帰りで楽しむことも十分可能です。しかも、お弁当食べたりカップラーメンすすったりしながら釣りをすることも出来るので、まさに家族連れやグループで楽しむには最高の釣りです。
ぜひこの冬はドーム船のワカサギ釣りに出かけてみませんか!?
ドーム船で快適に、ワカサギ釣りを大いに楽しもう!
今回ご紹介するドーム船のワカサギ釣りは、山中湖を発祥としていまや全国的にワカサギ釣りの代表的な釣りです。近年では多くの家族連れやカップルに大人気で、土日祝日は1~2ヶ月の予約待ちは必至なんてことも…。この年末も好釣果情報が続々と入っています。
ドーム船とは、ひと言でいうと「ワカサギ釣り用に作られた屋形船」で、船内は水洗トイレや電子レンジ・電気ポットなどの装備が充実しています。しかも釣り具やエサなどもレンタルできるため、手ぶらで快適に釣りを楽しめることができる最高のアクティビティなのです。それこそ、片手にカップラーメン・片手に釣り竿、なんて道楽も出来ます。
またGPS(魚群探知機)が装備されており、魚の群れのいる場所へ的確に操船されるため、家族連れやカップルでも安心して釣りができて、初心者でも確実に釣果が望めるのも魅力といえるでしょう。
すでに本番を迎えているワカサギ釣りは日並みによってトップ1束(100尾)~2束(200尾)以上の日が続いており、今後もますます好釣が続くでしょう。
何といっても、釣りたてのワカサギの唐揚げはビールのおつまみに最高です!お子様のおやつとしてもカルシウムたっぷりの健康的な一品です。食育という観点からも、自ら釣った魚を、調理し、食べる、という体験を子供たちには早い段階で味わっていただけると嬉しいです。
ぜひこの年末年始に、ご家族やグループで出かけてみてはいかがでしょうか!?
ドーム船について
ドーム船はおもに関東・甲信越地方をメインに東北・関西地方の一部の湖でも営業しています。期間は晩秋の11月頃より始まり桜の咲く4月頃までが標準です。とくに土日祝日や年末年始などは満席になることも多いため、なるべく早めに予約するのがおすすめです。
時間
営業時間は7:00出船~14:00帰港がもっとも一般的です。また一部の船では半日コース(2~3時間)もあります。この場合は好きな時間を選べて1時間おきに渡し船でドーム船へ乗船します。朝の苦手な方や日帰り旅行のなかで体験してみたいという方にはおすすめですので、事前に各船に確認しておくと良いでしょう。
設備
ドーム船は文字通り家のようなカタチをした屋形船です。このため雨が降っても雪が降っても安心して釣りが出来ます。しかも船内は暖房がガッツリ効いて寒がりでも大丈夫!水洗トイレや電子レンジ・給湯ポットも完備しているため、女性や子供でも快適に釣りを楽しむことが出来るのです。
料金
ここではドーム船のメッカといわれる山中湖の料金相場についてご案内します。詳細は各船にお問合せください。
- 乗船券(1日) :4,300円 ※中学生以上
- 釣り竿セット:1,500円 ※エサ付き
- 半日コース :4,300円 ※2時間・竿・仕掛け・エサ付き
- 半日コース :5,300円 ※3時間・竿・仕掛け・エサ付き
- 遊漁券 :600円
上記はあくまでも目安としての料金です。例えば大人一人レンタルタックル+エサ付きで丸々1日釣りをする場合、①+➁+⑤=6,400円の費用がかかります。ちなみに中学生以下は乗船券が3,500円と大人料金よりも800円安くなります。
なお安全のため5歳以下のお子様は乗船できませんのでご注意ください。
ワカサギ釣りの場合、冬季限定の釣りのため道具やタックルを持参して釣るケースは滅多にないと思います。よほどコンディションの悪い日でない限り、③や④の半日コースでも十分釣果は期待できるのでご安心ください。
道具やエサについて
道具・タックル
上の写真はドーム船の標準的なレンタル・タックルです。ごく普通にワカサギ釣りを楽しみたいという方であればレンタルタックルで十分です。
道具やエサはすべてドーム船で用意してもらえるから手ぶらでラクラクです!
竿は30cm前後の感度の良い穂先のもの。リールは小型の両軸リールか電動リール(パソコンのマウスのような形)が主流です。仕掛けは、針・秋田狐1・5号7本針、ハリス、幹糸0.3号、オモリはナス型3号、長さは2cm~5cmです。手返しも良く、初心者でも扱いやすい仕掛けです。詳しくは事前にドーム船に聞いてみましょう。
エサ
エサは紅サシか白サシが基本です。じつはこのサシとはハエの幼虫です。そう聞くとドン引きされる方も多いと思いますが、サシ虫は渓流釣りなどでも大きな効果を発揮する優れたエサなのです。
ちなみに紅サシはサシ虫を食紅で染めたものです。女性や子供にとっては苦手な方も多いと思いますが、その場合船頭さんにお願いすれば、エサ付けサービスもしてくれるので迷わずお願いしましょう。とくに食いが渋いときは、サシ虫を半分にカットすると集魚効果が上がってワカサギの食い気もアップするようです。
いざ実釣!
エサは紅サシのお尻側にチョン掛けして針先を出すように付けます。これを7本針すべてにセットしたら、いよいよ仕掛けの投入です。仕掛けの投入は、かならずオモリから先に落として仕掛けが絡まないように注意しましょう。
仕掛けがタナまで届いたらしばらく待ち、竿を上下させて誘いをかけます。誘いには色々なパターンがありますが、誘った後は一時停止し、仕掛けを落ち着けてワカサギに食べる余裕を与える時間を設けましょう。アタリはプルプルと竿先に明確に反応が出ます。アタリが出たら竿先を10センチほど上げて即アワセましょう。
巻き上げはつねに一定のスピードで巻き上げ慌てずに慎重に取り込みましょう。外した魚は水を張った桶にしばらく泳がせてから、氷を詰めたクーラーボックスの中に入れておくと良いですよ。すべての魚を外し終えたら、7本針のエサの有無を確認し再度仕掛けを投入します。この一連の動作の繰り返しとなります。
実食!
ということで、今回は娘と二人で山中湖に出かけました。半日コース(2時間)で釣果は38尾。初めてのワカサギ釣りとしてはまずまずの釣果でした。富士山の麓に抱かれた山中湖の大自然を体感しながら、ワカサギ釣りというアクティビティを通じ、あらためて親子の絆を深められたのではないかと思います。
帰宅後カミさんの手によって、美味しそうな唐揚げに仕上がりました。米粉と塩・胡椒等でものの見事に酒の肴へと変身です!
「んまー!」
しかし、わずか1分と経たないうちにあっという間に平らげられてしまい、次回は一日コースで行こうと決意した次第です。笑
全国のワカサギ釣り場のご案内
ドーム船のワカサギ釣りは全国的にも非常に人気の高いアクティビティです。何より手ぶらでラクラクだし、コスパが良いのも魅力のひとつですよね。
首都圏ではドーム船のメッカといわれる山中湖や河口湖、相模湖、また東北から関西地方に至るまで、ほぼ全国各地にあります。ここではドーム船やドーム桟橋などで楽しめるスポットについてご案内しますので、詳細は各船にお問合せ下さい。
山梨県・山中湖
❶ つちやボート☎080-8873-8801
❷ 旭日丘観光 ☎0555-62-3059
❸ BOO ☎080-2072-3939
山梨県・河口湖
❹ 河口湖漁協 ☎0555-76-6869
❺ 新浅間丸 ☎090-8878-4422
神奈川県・相模湖
❻ 天狗岩 ☎0558-22-9915
❼ 釣り船柴田 ☎070-3660-6363
千葉県・高滝湖
❽ 高滝湖観光組合☎0436-98-1277
福島県・桧原湖
❾ えんどう ☎0241-34-2233
長野県・野尻湖
❿ 杉久保ハウス ☎026-258-2550
⓫ 野尻湖マリーナ ☎026-258-2629
兵庫県・東条湖
⓬ BIGBITE ☎0795-47-0072
奈良県・東条湖
⓭ 津風呂湖観光協 ☎0746-32-2847