【釣魚料理】釣りたてのマダコを食す~下処理・さばき方から基本の作り方まで!

タコエギで釣り上げた500グラム超の今年初物のマダコ。食べ頃サイズで見るからに美味そうです!地元の岸壁で❝獲ったどー❞って地ダコなので、まさに正真正銘の「ブランド物」です。

おそらくスーパーなどの鮮魚コーナーに行けば2~3千円位はするでしょう。ただし店頭に並んでいるタコは、すべて加熱済でボイルされているものだってご存じですか!?

どーせなら、生のタコを美味しく食べたいですよね!?でも、ご安心ください。

釣ったマダコの下処理や作り方はメチャ✕2簡単です!

マダコは下処理さえキチンと行えば、スーパーで買ったものと同じようにラクラク調理することが可能です。

しかも下処理自体は比較的手軽に出来ます。もっともヌルヌルして活きたタコを触ったりするのが苦手な方にはチト辛いかもしれませんが…(汗)いっそのこと、タコとお友達になったつもりで慣れましょう。五臓六腑に染み渡るマダコの食味に、貴方はきっとマダコの虜になるはずです。

新鮮なマダコは刺身や湯引きはもちろん、煮たり焼いたり揚げたりどう料理しても美味しい食材です。きっとお子様などご家族やご友人にも万人受けすること間違いなし!

ぜひこの機会にマダコを釣って、自らの手で調理して、美味しく食べてみませんか!?

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釣りたてのマダコの保存から下処理までがポイント!あとはいろいろアレンジするだけ。

当日釣り上げたマダコは後検量で500グラム強。釣った時間が夕マヅメということもあり、この日はとりあえず下処理だけ済ませました。

マダコはコンビニ袋に入れて保冷剤の入ったクールバッグに収納した状態で持ち帰りましたが、自宅に持ち帰っても逞しく動き回るマダコ。マダコは非常に生命力が強いため、流しの中に放り込んでも一日くらいは活発に活動します。とはいえ、

マダコはその日のうちに最低限の下処理を施して冷凍or冷蔵しましょう!

ちなみにマダコはコンビニ袋に入れて保冷剤の入ったクールバッグに収納しましたが、コンビニ袋だけでは容易に逃げられてしまうので注意が必要。本来は目の細かい袋に入れてしっかりと口を縛っておくのが最善の方法です。

流しの中でモゾモゾと動き回るマダコ。うっかり目を離そうものなら、すかさず脱走してしまいそうな勢いです。そこで、心を鬼にして彼に刃を入れる時がやって来ました。

釣りたてのマダコをより新鮮な状態で美味しく食べるための儀式です。マダコに限らずイカでも魚でも釣り人にとっての「通過儀礼」の一種だと割り切って今後の工程を進めましょう。

■下処理

①活け締め

まな板の上にマダコを置き、利き手ではない方の手で押さえつけます。釣ったばかりのマダコはヌメリがあり滑りやすいためタオルかゴム手袋があると便利です。また大きなサイズのマダコはパワーもあるため、8本の触手で纏わりつかれ噛みつかれる場合もあるので注意が必要です。

目と目の間(写真赤丸部分=急所)に包丁を突き刺します。なるべく一気に行なうのがコツです。

すると、マダコの体表面がスーッと白っぽく変色していきます。これは正確に締められている証しですのでご心配なく。

激しく波打っていた8本の足も次第に緩慢になり、やがてぐったりとなるでしょう。これで儀式は完了です。

➁嘴(くちばし)と目玉を取り除く

締め終わったら、マダコの嘴(くちばし)と目玉を取り除きます。嘴はタコを裏返した際に8本の足の中心にある黒い球状の部分です。

嘴も目玉も包丁等の刃物でグリグリと切れ込みを入れれば簡単に取り除くことが出来ます。

③内蔵(腹ワタ)を取り除く

つぎに内蔵を取り除きます。マダコの内蔵は頭の袋状の部分にあります。目と頭の間の隙間に指を押し込み、裏返すようにすると内蔵が現れるので指でこそぎ取ります。このとき、

黒い墨(スミ)袋はつぶさないように注意しましょう!

内蔵を取り除いたら、あらかじめ用意しておいた塩水で軽く洗い流します。

④冷凍または冷蔵保存する

本来であれば、この段階でそのまま次の『塩揉み』から『茹で上げ』の作業に入りますが、時間が無い場合はここで一旦マダコを冷凍か冷蔵して保存してもOK!

保存する際はかならずラップや新聞紙等に包んで保存しましょう。

冷蔵庫に寝かせるのは1~2日程度。

この日も夕マヅメの釣果だったので、帰宅したのが午後6時過ぎ。下処理を済ませてからひと晩冷蔵庫に寝かせておくことにしました。

⑤塩揉み(ヌメリ取り)

冷蔵庫から取り出したマダコは、さっそく粗塩で塩揉みしてヌメリを取ります。ちなみに冷凍の場合はある程度ヌメリは取れているため少しだけ塩揉みして流水で洗い流すのが良いです。

塩揉みはタコの下処理で最も重要な工程です。

ボウルにマダコを入れ塩を振ります。今回の500g強のマダコで塩の分量は大さじ7~8杯くらい。塩の量を増やし過ぎないよう注意しましょう。

両手でマダコをしごくように揉み込みながら流水でヌメリを取っていきます。この作業を2~3回繰り返してヌメリを完全に取り除くまで入念に行ないます。

最後はサッと水洗いして、キッチンペーパーや布巾で軽く水気を拭き取ります。

⑥茹で上げ

大きめの鍋に湯を沸かします。湯に塩を入れます。塩は湯量に対して1パーセント程度が目安です。(1Lに対して10グラム)

また酢を少量加えると色ツヤ良く仕上がりますよ。

湯が沸騰したらマダコの頭を持ち脚先から少しずつ湯に浸けます。

すると再び生命が宿ったように、だらんと垂れ下がった八本の足がみるみる力を帯びてクルンと丸まっていきます。

頭部まで全体を浸けたら、大きさによって3~5分間茹でて湯から上げます。くれぐれも茹で過ぎには注意しましょう。まるで8本の足がものの見事に反り返り「バンザーイ!」と雄叫びを上げているようです。笑

まるで「宇宙人」のようなマダコ…

新鮮なマダコはどう料理しても酒の肴に最高!いろいろなレシピを試してみよう

■本日のレシピ

今回釣り上げたマダコは500グラム強で、私でも手軽に調理しやすくひとりで食べ切るにはちょうど良いサイズ。呑兵衛の私にとっては願ってもない酒の肴です。これで2~3日はマダコを堪能しながらお酒を愉しむことができます。

まさに釣り人の特権です!

まな板の上に鎮座した❝マダコ星人❞をまじまじと見つめながら『どう料理しようか!?』と、あれこれマダコ料理に思いを巡らせました。

当然のことながら刺身は外せません。あとは酢の物・唐揚げ・天ぷら・煮付け・タコ飯…etc.とはいえ、あまり手間暇かけたくないのも正直なところ。さらに冷蔵庫にある残り物も確認した結果、

今回は以下の4品を作ることにしました。

🐙本日のお品書き🐙
① マダコの刺身(頭~下足まで)
➁ マダコとキュウリ酢の物

③ マダコの土鍋ご飯
④ マダコとブロッコリ・豆のサラダ

①マダコの刺身~頭からゲソまで食べ比べ 

マダコ料理といえば、真っ先に思い浮かぶのが刺身です。マダコの刺身はマダコの足の太い部分をそぎ切りするのが最も一般的な調理法ですが、今回はあらためて頭の天辺からつま先(ゲソ)まで使用した刺身を食べ比べてみたいと思いました。

これは丸々一パイないとなかなか味わえない、釣り人らしい漁師メシです。

まず上の写真の状態のマダコの頭の部分を切り落とし、足を中心から放射状に切り落としていきます。これでスーパーや魚屋等で販売されている状態になります。

頭は縦に1~2cm幅で切れ込みを入れ、足の付け根部分はそぎ切りにして下足(ゲソ)はブツ切りにして皿に盛り付けます。そしてワサビとしょうがを添えて醤油でいただきます。

美味い~っ!

釣りたての新鮮なマダコの身はプリプリ!これはヤバいです。ついついお酒も進んでしまいます!

➁マダコとキュウリの酢の物

酒の肴として鉄板の一品!マダコとキュウリを和えた酢の物です。

薄く輪切りにして塩揉みして水気を絞ったキュウリと、ぶつ切りしたマダコを入れて、酢大さじ1.5と砂糖大さじ1、薄口醤油大さじ0.5を入れて和えるだけ。

これからの季節にピッタリな、さっぱりとした一品ですよ!

マダコは栄養価も優れておりタウリンも豊富に含まれています。タウリンといえば「ファイト一発!」で有名なあのドリンク。お酢との相乗効果で、疲労回復や肝機能を高めてくれるでしょう。

③土鍋で炊くマダコ飯

これまで専ら酒の肴だけを作りましたが、やはり締め的な一品も欲しいところです。そこで私の得意とする土鍋ご飯を作ることにしました。つまり、

土鍋で炊くタコ飯です!

この段階ですでにマダコは半分以上使用しています。あとは唐揚げか天ぷらかとさんざん逡巡しましたが、結局手間のかからない「タコ飯」に落ち着きました。作り方も簡単でお子様やお年寄りにもきっと喜ばれる一品ですよ!

研いで浸水したお米1合に対してぶつ切りしたタコと、醤油大さじ1・日本酒大さじ1・みりん大さじ0.5・生姜の千切り少々と和風だしの素少々、水は調味料の分やや少なめに170ml位を入れて混ぜます。

土鍋炊きは中(強)火10分➜弱火3分➜蒸らし10分が基本!

芳しいマダコの香りが鼻孔を大いに刺激します!

④マダコとブロッコリー・豆のサラダ

さて、いよいよマダコの身もあっという間に使い残りはあとわずか。最後に和食だけではなく洋食的な一品も作ってみたいところ。さらに既存の残り物といかにコラボさせるか!?

迷わず、先日スーパーで購入したばかりのパックのサラダと、冷凍のブロッコリーを使用してサラダを作ります。オリーブオイルと和えてドレッシングすればきっと美味しいイタリアンサラダが出来るはずです。そして、

美味しいマダコのサラダの出来上がり!

やはり、マダコはどう料理しても美味しい食材です。

ごちそうさまでした!

今回は食べ頃サイズのマダコで調理も簡単でしたが、あっという間に食べ切ってしまいました。マダコは冷凍保存も可能で、どう料理しても美味しいのでとても重宝する食材です。

これからマダコ釣りは絶好のシーズンを迎えるため、足繁く通いたいと思います。もちろん旬のアオリイカも魅力的ですが、個人的にはイカよりもタコかな!?

じつは本投稿の前に再釣行した際に、キロオーバーのマダコをバラしてしまいました。涙

今年はマダコの当たり年かも知れませんね!

リベンジを果たして新たなマダコ料理にチャレンジしてみたいと思います!

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