釣行レポート:本命イシナギ痛恨のバラシも、ヒラメ7kgゲット!今年のイシナギは絶好調(千葉外房)

外房のイシナギが絶好調!!との耳寄りな情報を聞きつけ、7月7日(金)思い立ったが吉日とばかりに、千葉県外房川津沖へイシナギ釣りに出撃しました。

今年もすでに5月中旬頃から釣れ始め、以降連日のように好釣果が続出している外房のイシナギ釣り。いよいよシーズンも終盤を迎え『行くなら今でしょ!?』と半ば衝動的に釣行を決行した次第です。

釣り歴約25年間の私自身、唯一釣り上げたことのないイシナギ。これまで7~8回は通い詰めているのですが、なぜかイシナギに嫌われているのか、はたまた日頃の行ないが悪いのか、バラシに遭ったりとなかなか型を見ることが出来ません。つまり私にとってイシナギは因縁の魚なのです。

乗船予約の際船長に聞くと、6月に60キロ級が上がったもののサイズは1ケタから20kgと小ぶり主体だけど、今年はとにかく数が上がっているよお!とのこと。これまでイシナギに散々見放されてきた私にもいよいよチャンス到来の予感です!

期待度MAX!出船時間が早朝4時と早いため、前泊するか散々迷ったのですが、前日に地元の鮮魚店で新鮮なスルメイカを6パイ調達できたので、道具と仕掛けの準備を早々に済ませ夜7時頃に就寝。

久しぶりに遠足前の小学生気分を味わいつつも、意外にあっさりと入眠できて夜中の11時頃に起床。さて、いよいよ満を持して0時前に出発。いざイシナギちゃんが待つ外房へ!

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外房のイシナギ釣りラストスパート!今後ますます期待が高まるイシナギの釣り期は8月前半までがチャンス!!

7月第1週の金曜日の未明。横浜横須賀道路を経由して首都高湾岸線に入りアクアラインを通るルートで一路外房を目指します。深夜~未明の時間帯であれば自宅のある湘南エリアから外房までの所要時間はおよそ2時間。途中コンビニ等に立ち寄ったとしても2時間半もあれば余裕で到着します。

外房や南房など房総半島エリアの強みは何といっても渋滞知らずなところです。土日祝日でも渋滞することはまずありません。もっとも復路はアクアラインや首都高で多少混雑しますが…。私の場合東京湾フェリーを使うため、復路は渋滞とは無縁ですいすい帰れるのです。

外房までの経路は非常に簡単。アクアラインを右車線(圏央道)へ入り、国道468号線を茂原・東金方面へ進み、市原鶴舞出口を出たら国道297号を勝浦・大多喜方面へ道なりに進むめば勝浦の市街地に出ます。

そのまま海岸沿いを走る国道128号線に出たら目的地はすぐそこ。国道128号線沿いにはコンビニや年中無休で24時間営業の釣具店もあるので、仕掛けやエサを調達するには大変便利です。

ということで、当日は途中コンビニに立ち寄り飲料や食料を購入して午前2時過ぎに港に到着。駐車場ではすでに先客数名が釣りの仕度に余念がない様子でした。久しぶりの船釣りに早くもアドレナリンが急上昇です。

当日の乗船者は私を含めて10名。週末のせいかイシナギ釣りの人気の高さがうかがえます。私の座席は右舷トモ寄りの胴の間に決定。暗がりに船上の照明が煌々と灯るなかロッドキーパーのセッティングや活きエサ釣りのタックル・仕掛け作りに気合いが入ります。

そして定刻4時、いよいよ出船!

まずは活きエサのイカ釣りから

港を出ると船はひたすら沖へ向けて走ります。航程50分ほどで活きエサ釣りのポイントに到着。潮回りしてから早速スルメイカ釣りの開始です。水深は150~180m。懸命に巻き上げたりシャクったりするのですが、なかなか釣れません。どうやら30分ほど経過しても誰も釣れていないようです。

やがてジリジリと照りつける太陽が東の空に昇る頃、左舷で上がり始めた様子。そして自分にも待望のスルメが乗ってくれました。釣り上げたスルメはすぐに手元の桶に入れて活かします。しかし後が続かず、結局2時間近く粘って何とか3杯ゲットすることができました。

イシナギ釣りでは活きエサ釣りが大変重要です。もちろん死んだイカ(デッドベイト)でも釣れるのですが、当然食いの良さからすれば圧倒的に活きイカ(ライブベイト)の方が有利に決まってます。とはいえ、潮況等によってムラが激しいのも事実。最悪ボウズの時もあればツ抜け(10杯超え)なんて時もあるわけで、こればかりは当日になるまでわかりません。このため、

なるべく新鮮なイカ(スルメイカかヤリイカ)を7~8杯は持参しましょう!

もちろん鮮魚店やスーパーの鮮魚コーナーのものでOK。ただしスルメイカかヤリイカで胴長20cm以上の大きめのサイズで、なるべく新鮮なものを選ぶのがコツ。万が一活きエサ釣りでボウズだったとしても8杯あれば何とか一日釣りを楽しめるでしょう。

活きエサ釣りが終了すると、いよいよ本命釣りのポイントへ向かいます。本命イシナギの釣り場は勝浦沖の岩礁帯が点在する水深60~100mダチです。このため船は陸地に戻るように進路をとります。房総半島の景色がどんどん近づいてきます。

タックルと仕掛け

イシナギの実釣用のタックルと仕掛けです。竿は剛樹のGハンティングSバイト180です。この竿はキハダ・カツオ釣りからカンパチ・モロコ等の泳がせ釣りまで対応可能なオールマイティな1本。ムチのように撓るのでどんな大物でもグイグイ締め上げてくれる頼もしい竿です。

リールはダイワのシーボーグ800MJ。こちらも大物釣りから深場まで幅広く使える大型電動リールです。さらに最強のPEラインとも呼ばれるウルトラダイニーマ8号600m。8号600mあれば、大物釣りや水深400mまでの深場釣りなら汎用性が高まります。

道糸の先にリーダー80号5メートルをループトゥループで結節し、大型のクレンサルカンを接続してタックルは完成です。リーダーは市販のものであれば自作する必要がなく、スピーディーに道糸と結節できるので安心です。

ハリスはデュエルの船ハリス60号2メートルに、親針はスーパークエ30号に孫針はヒラマサ12号の2本針仕掛けです。付けエサがイカの場合2本針仕掛けの方が魚がヒットした時に確実にフッキングするようです。とくに外房のイシナギ釣りの場合は2本針推奨です。

2本針仕掛けは船宿で販売しているので安心!最低3セットは用意しておくことをおすすめします。

オモリはフジワラのスカリー250号。当日の潮況次第になりますが、外房では250号が標準です。

いざ実釣!

本命イシナギのポイントに移動。活きたスルメイカをつけて仕掛けを投入します。勝浦沖水深65m。潮はゆっくり流れているようです。オモリが着底したら糸フケをとって3メートル巻き上げてアタリを待ちます。

緊張した時間が流れるなか、早くも右舷舳先寄りの方の竿が海面へ突き刺さりました。OH~大興奮!しかし船長が「巻いて巻いて」と声をかけるのも空しく、呆気なく竿先が天空を仰いでしまいました。痛恨のバラシ。しかしこの一幕で、俄然気合いが入ります。

(イシナギは確実にいるぞ…)

ポイントを移動して潮回りした後ふたたび仕掛け投入。こんどは左舷トモ寄りでヒットした様子です。懸命なやりとりの様子が背後から伝わって来るなかでじっと竿先を見つめていると、ついに私の竿にも待望のアタリが!

Wowww!

わずかに竿先がお辞儀した直後ゴツゴツと明確なアタリ!竿をキーパーから外して手に持ち替えます。そして大きく竿先が曲がると同時に竿をあおって渾身のアワセを入れました。その瞬間ずっしりとした手応えが全身まで伝わりました!

『やった~!』

とにかく竿先を上げた状態で、ひたすらゴリ巻きします。久しぶりの大物の手応えに頭の中は真っ白!ヘビー級の重量感に無我夢中です。が、20メートルほど巻上げてきたところで、まるで神隠しにでも遭ったように全身が突然フワッと軽くなってしまいました。

嗚呼、痛恨のバラシ…💧

とともに訪れる、脱力感。どうやら左舷で20キロ級のイシナギが無事取り込まれたようです。仕掛けを回収すると付けエサのスルメイカはエンペラをわずかに残すだけ。姿こそ確認することは出来ませんでしたが、きっと本命に違いありません。

気がつけばすでに午前10時半。ジリジリ照りつける強い日差しを浴び、刻々と近づく沖上がりの時間に冷汗と脂汗をかきながら、アタリ来いよ~!と黙々と竿先を見つめます。

外房では実際にイシナギ釣りが出来る時間はせいぜい4時間くらい。現時点で結局本命イシナギは船中一本に外道多数という状況ですが、何とか「逆転満塁ホームラン」を狙いたいものです。

そして最後の流し。持参したスルメイカにガッツリとパワー注入して仕掛けを投入。少し風と波っ気が出て来ましたが、潮は良い感じに動いています。しばし沈黙の後わずか斜めに海面へ突っ込む道糸が、今度こそ竿先を大きく揺さぶって来ました。

テンションMAX~♪

はやる気持ちを必死にこらえ三度大きくアワセを入れます。その瞬間ドドーンという手応え!

先ほどよりもいささか重量感は感じませんが、竿先は大きく孤を描いています。

「本命だ、本命だ!」

船長が背後で煽り立てるように連呼しています。半ばヘロヘロの状態でポンピングを繰り返し、電動でリールを巻き続けます。すでに両隣の方々は納竿しており私の一挙手一投足に注目。やがて船長も玉網を持って身を乗り出して来ました。

やがて水面に見えてきたのは大型のヒラメ。船長に無言でタモ入れしてもらい「あざま~す」も、それ以上にガックシと来たのはいまさら言うまでもないでしょう。

OMG!

イシナギ釣りで外道の7キロのヒラメもある意味貴重な釣果ですが、またしても本命イシナギにフラれてしまい大撃沈した気分。ヒラメは船宿に献上し仕掛け2セットをお土産にいただきました。と言っても、イシナギはまた来シーズンまでお預けかな!?

外房で釣りの後に楽しむグルメ

外房のイシナギ釣りは、出港時間が早朝4時と早いぶん帰港する時間も早いのが特徴です。帰港時間は11時半頃と昼前には確実に港に到着するため、釣りの後のランチタイムが楽しめるのも魅力!

とくに外房エリアは、ラーメンから海鮮料理に至るまで有名なお店がたくさんあるので、釣果はどうであれアフターフィッシングにランチでも満喫してみてはいかがでしょうか!?

アフター・フィッシングルメも釣りの楽しみのひとつ!

ここでは私自身の経験も踏まえ、外房エリアでおすすめのグルメをご紹介します。

①ラーメン

千葉県3大ラーメンをご存じですか?外房の勝浦タンタンメン、外房から途中の大多喜にあるアリランラーメン、そして内房の竹岡ラーメンです。とくに勝浦タンタンメンは今回ご紹介した港からも至近。釣りを終えて疲れたパワーチャージするには最高です。

※ちなみに勝浦の江ざわさんは私も何度かお伺いしましたが、土日祝日は行列必至ですので時間に余裕を持って行くのがおすすめです。

お住まいの地域に応じて、ぜひ千葉県3大ラーメンを堪能してみましょう!

江ざわ   勝浦タンタン麺
八平    アリランラーメン
梅乃家
   竹岡式ラーメン

➁海鮮料理

千葉県外房といえばやはり海鮮料理。新鮮な海の幸をお腹いっぱい楽しめるのが魅力です。この時期はカツオやサバ、アジといった光り物がおすすめ。もちろんマグロや金目鯛、伊勢海老などリーズナブルな価格で思う存分満喫できます。

電車やバスなど公共の交通機関での釣行であれば、釣りのあとに一杯🍺、なんてことも!!

割烹中むら  勝浦の名店
勝喰     港市場の食堂
下町丸竹都寿司勝浦人気寿司店

③PA・道の駅他

外房には、飲食店だけではなくPAや道の駅など買い物や食事を楽しめるスポットが数多くあります。とくに車でお越しの際は、道中で食事とあわせて千葉県名産のお土産を購入するのも、楽しみの一つとして加えてみるとより一層充実した釣行になるでしょう。

海の幸・山の幸など、美味しい食材で盛りだくさんです!

港の朝市   いすみ市農海産物
富楽里とみやま南房総の道の駅
たけゆらの里おおたき大多喜町
旬の里ねぎぼうず農産物直売所
金谷フェリーセンター 東京湾フェリー

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