釣行レポート:冬の沖縄でスジアラ(アカジン)の泳がせ釣り!沖縄東海岸南城沖

12月9日(土)から3泊4日で沖縄へ遠征。じつに10年ぶりの沖縄です!

那覇空港到着時の気温が24.6℃。寒がりの私にとってはまさにパラダイス。寒い関東から脱出して、年末の釣り納めを愉しみたいとの一心でフラッと来てしまいました。スーツケースにウェアや道具類をパンパンに詰め込んで、満を持しての釣行です。

今回はスジアラ(アカジン)狙いの泳がせ釣り!

そう、かつて沖縄は仕事で半年ほど単身赴任した経験があり、在任中は沖縄で釣りを楽しませていただきました。そのなかで出会ったのが、現地の人曰く「アカジン」という魚です。

スジアラ(アカジン)は、関東では聞きなれない魚ですが、おもに九州以南に生息する南方系の魚で、大きいものは1メートル&10キロ近くなり、沖縄ではハタ(ミーバイ)系の魚として、泳がせ釣りのターゲット。

しかも食味は最高。沖縄の三大高級魚の一つとも言われており、市場価値はクエ(モロコ)やアカムツ(ノドグロ)と並ぶほど市場価格が高く、市場でもめったに見かけることの出来ない希少価値の高い魚なのです。

こうして日々釣りに関する記事を書いていると、無性に釣りに行きたくなってしまうのが、釣りサイト運営者としての性であり宿命かもしれません。(笑)そこで思い立ったが吉日、すぐに船宿に入電し、12月10日(日)の予約を完了しました。

沖縄県の船釣りはおもに東海岸と西海岸に分かれており、県魚であるグルクンなどの小物から、タマンやシルイユー(白鯛)といった中小物、アカジンやクエの大物根魚や、パヤオで狙うキハダやマグロに至るまで多種多彩です。

温暖な気候に恵まれ、一年中さまざまな魚種と巡り合うことができる沖縄は、釣り人にとっての楽園といっても過言ではありません。

ということで、空港からホテルに向かう道すがら、現地の釣具店で泳がせ釣りの仕掛けを購入。事前に釣具店のスタッフに根掘り葉掘りヒヤリングしまくり、活きエサが釣れなかったときの保険として冷凍のイカも買い揃え準備万端で臨みます。

本命スジアラ3kgをゲット!前半苦戦を強いられるも、船長と仲乗りさんのチームワークで年末を締めくくる!

今回お世話になったのは北中城村にある熱田漁港の第二康丸さん。熱田漁港は宿泊先の北谷町のホテルからほど近く、那覇市内からも40分前後で行ける東海岸の主要漁港です。そもそも、はじめての沖縄船釣りチャレンジで、スジアラ(アカジン)5キロを釣り上げた大変縁起の良い船。

沖縄の遊漁船は、船側で魚種を特定した乗合船よりも、釣り客からのリクエストで出船するチャーター船が基本スタイル。このため人数に応じて乗船料金が変動するのが特徴です。

出船時間は6時半。薄暮のなか漁港へ到着すると船長と挨拶を交わします。一名キャンセルが出たとのことで、右舷トモ(艫)に釣り座を確保。結局船長と仲乗りさんと私の3名での出船となりました。

今回も手ぶらで簡単に釣りを楽しむためにタックルはレンタルで。仕掛けと予備の冷凍エサ以外は何も用意していません。ウェアと仕掛けや道具類など最低限必要なものだけを持参し、クーラーボックスの代用として、現地の大手スーパーサンエーの鮮魚店で手頃なサイズの発泡トロ箱をゲットしました。

午前6時半過ぎに河岸払い。東の空の雲間から太陽が昇り始めています。港を出ると穏やかな風を頬に感じながら、見渡す海は絶好の凪日和。船は沖合を目指して気持ちよく航行していきます。

航程30分ほどでエサ釣りのポイントに到着。すでに用意してあるエサ釣り用のルアーロッドを手に持ち、はやる気持ちを抑えます。いよいよ沖縄の高級魚スジアラ(アカジン)狙いのスタートです!

タックル(レンタル)について

今回のレンタルタックルは、大物の青物用ロッドに大型の電動リール。水深200メートル前後の深場を狙うには最適なタックル構成といえるでしょう。もちろんエサ釣り用タックルも用意していただき、万全な体勢で釣りを楽しむことができます。

本命スジアラ狙いのタックルは、竿は剛樹(GOUKI)のGハンティング1.8メートルに、リールはダイワ(DAIWA)のシーボーグブル1000。道糸はPE8号が600メートル程巻いてあるそうです。かなり使い込まれた年代物でしたが、大物のスジアラ狙いには十分過ぎるスペック。バッテリーやロッドキーパーは船に据置されているものを使用するため、安心して釣りが楽しめます。

活きエサ釣りのタックルは、ディープジギング対応のロッドに大型のスピニングリール。仕掛けは3本針の胴付きサビキ仕掛けにオモリ80号を付けるだけで、枝バリにオキアミをつけたりして誘いをかけると良いようです。

沖縄のチャーター船では、レンタルタックルの料金は乗船代込みになっている船も多く、良心的な価格で釣りを楽しめるのが魅力です。

エサの確保に苦戦!

さて、まずは本命スジアラのつけエサの確保から開始です。エサ釣りのポイントは、航程30分ほどの水深50~60メートル。現地特有のサビキをつけたルアーロッドで積極的に狙います。

スジアラの泳がせ釣りの活きエサは、沖縄の県魚であるグルクンを筆頭に、ムロアジやイワシといった小魚が主体です。釣れた魚は船のイケスに入れられ、釣りエサとしての使命を全うするのです。

釣りはじめてから1時間が経過しましたが、一向にスジアラの好物であるグルクンやムロアジが釣れません。釣れてくるのは、いかにも沖縄らしい派手なカラーを纏った根魚ばかり。これに見かねた船長と仲乗りさんが自ら竿を持って加勢してくれました。船長がつぶやくように言いました。

「え~っ!?」こんな事もあろうかと、私が冷凍のイカを持参していると得意気に言うと、

「死にエサは食いが悪いんさ~」

もはや目の前は真っ暗。というか、死に物狂いで活きエサ釣りに注力します。そのとき、仲乗りさんが大声を上げました。

仲乗りさんは嬉しそうに、釣り上げた魚をイケスに入れました。イケスをのぞくと、到底活きエサ釣りのエサとして使えそうもない南国系の魚たちが悠々と泳いでいます。自分たちがエサとして活用されるとも知らずに…。汗

この時点で、まさかイケスを泳ぐ派手な魚たちの中に、一躍スターダムにのし上がる魚がいようとは、思いもよりませんでした。

いざ、実釣!

いよいよ本命スジアラ(アカジン)の泳がせ釣りです。ぐるりと潮回りした後、船長から仕掛け投入の合図。魚名はわかりませんがムロアジに似た赤みを帯びた魚をつけ、200号のオモリを投入します。

ポイントは、南城沖に浮かぶ久高島を遠くに望む水深110メートル。毎度ながら一投目というのは、期待と緊張でドキドキ・ワクワクします。オモリの着底を確認したらすぐに5メートルほど巻き上げ、再び仕掛けを着底させて糸フケをとったら、底トントンの状態でアタリを待ちます。

天気にも恵まれ、彼方に広がる沖縄本島を眺めながら、南国の釣りは気分も最高。心も自然となごみ、釣果は二の次って感じ。船長や仲乗りさんと談笑しながら、まったりとした時間を過ごせて、やっぱり沖縄サイコー!

とはいえ、船長の話だと、理想と現実はギャップがあるらしく、

「沖縄には年間2万くらいの人が県外(ないちゃー)から移住して来るけど、その内の半分は1年以内に県外にまた戻っちまうんさ...」

少し横道に逸れてしまいましたが、肝心の釣りはというと、アタリは頻繁にあるものの、仕掛けを回収するとつけエサが齧られている程度。どうやら小物の根魚系の魚仕業のようです。船長の操船によってこまめにポイントを移動しますが、なかなか本命のスジアラが姿を見せてくれません。

そのうち船長と仲乗りさんも竿を出し始めました。つぎつぎと外道にエサを取られるばかりで、イケスの中のつけエサが消耗していたのです。本来泳がせ釣りでは、自分のエサは自分でエサを確保するのが鉄則。ですが、私に釣らせたいという一心で、ふたりとも懸命にロッドを操ってくれています。

いつの間にか太陽は薄い雲間に見え隠れし、風が吹き始めてきました。

12月の沖縄は、日中は気温が23度前後あるのですが、海に囲まれた島国のため風が吹きつけるため肌寒く感じたりします。この日は朝のうちは穏やかでしたが、日が昇るにつれ風が吹き始め、凪だった洋上も次第に波っ気が出てきました。

気づくと正午を回っています。じっと竿先を注視し続けますが、一向に海面に突っ込んでいきません。それどころか海はますます波立ち、船の揺れに揺さぶられジリジリと焦りが出始めました。こんなときこそ口ずさまないと。。。

救世主「おじさん」の登場!

船上はすっかり沈滞モードに包まれ、何やらイヤな展開に。。。そんな雰囲気を悟ってか、仲乗りさんがイケスから一尾の魚を網で掬ってニヤリと笑って、私に言いました。

デッキの上に置かれた活魚は見るからに弱々しく、お世辞にも美味しそうには見えない。本当にこんな魚で釣れるの!?と言いたくなるほどの風体です。ベラでもない、ハタでもない、フエフキでもない。で、この魚の正体は!?

おじさん!?船長曰く、オジサンはスジアラの大好物なのだそうです。そういえば活きエサ釣りの時に仲乗りさんが喜々と釣り上げていたのを思い出しました。たしか鹿児島のアラ釣りでも「オジサン」という魚の名前を聞いたことがあったっけ!?

なかば半信半疑で、オジサンの口から鼻先へGTバリを刺し仕掛けを投入。水深85メートルの浅場ですが、久高島からどんどん遠ざかったポイントです。

すると、オモリが着底して底ダチをとってから5分も経たないうちに、竿先が海面に突き刺さるほどのアタリ。ひと呼吸おいてから巻き上げにかかった途端、竿が大きく孤を描きはじめました。

はやる気持ちを抑えつつ、リールを中低速にしてゆっくり巻き上げます。ときおり竿をガクガクと叩く反応も、本命っぽい感触を伝えているかのような。50メートル、30メートルとリールのカウンターの数字が減るにつれ、興奮度がますます高まっていきます。

船長のひと言に煽られ、もはや心臓はバコバコ状態。あと5メートルのところで、リールが自動停止。無我夢中で、道糸をたぐり寄せ水面に浮かび上がってきたのは、

『やったー!本命だべ』

沖縄弁と神奈川弁が錯綜するなか、仲乗りさんに丁寧にタモ入れしてもらい、無事GETです!

何はともあれ、よかった~!という安堵感に胸を撫でおろしました。これも船長や仲乗りさんの力強い援護がなければ本命ゲットには至らなかったでしょう。

本命スジアラ(アカジン)3kgゲット!

仲乗りさんのタモ入れによって無事船内に取り込まれたのは3キロクラスの本命スジアラでした。

しばし南方系の真紅の魚体に見惚れていましたが、こうなると俄然スイッチが入ってしまうのが釣り人の性。すっかり気を良くした自分は、船長に「もっと大物を」と懇願してしまいました。

しかし、イケスの中はエース級の「オジサン」不在で、もはやつけエサとなる活魚も残りわずかの状態です。折から吹いていた風も強まり、そろそろ納竿かな!?というタイミング。

そして午後2時半に沖上がりとなりました。

帰港後しばらく船長と仲乗りさんとで談笑しているうちに、釣り上げたスジアラを船長に献上することにしました。

今回の貴重な釣果である3キロのスジアラは、船長と仲乗りさんと私の3名によるチームワークによって成し遂げられたものだと思いました。で何より、レンタルタックル込みで乗船代金をディスカウントして頂けたからです。笑

沖縄という南国の海で竿を出し、スジアラ(アカジン)という高級魚を釣ることができた達成感だけでも、じゅうぶん満足な釣行でした。

沖縄の海は冬でも水温が20度前後あり、陸っぱりでは3キロ級のアオリイカや大物のタマン(ハマフエフキ)や、沖ではグルクンなどの中小物から、キハダやカツオなどの青物、スジアラやイラブチャーといった大物根魚、さらにトローリングでカジキなどと、魚種も豊富で多彩です。

沖縄では、各自のプランに合わせて船をチャーターするスタイルなので、釣りたいターゲットや時期、予算、出船時間や帰港時間など、いろいろと自分の好みにカスタマイズできるのがイチバンの魅力!

船長曰く、

大型のスジアラを釣りたいなら10~12月がおすすめ!

沖縄の3大高級魚の一つといわれるスジアラ(アカジン)釣りに、ぜひ挑戦してみて下さい!

今回お世話になった第二康丸さんは、沖縄県北中城村の熱田漁港を拠点とする遊漁船です。熱田漁港は沖縄東海岸の中央部にある漁港で、沖縄の中心部である那覇市内から車で40分ほどで行ける好立地。

乗合もやっていますがチャーター船がメインで、パヤオのマグロやカツオ、トローリングのカジキマグロからトビイカやアオリイカ、グルクンなどの中小物と、初心者からベテランまで幅広い釣り物を対象にしています。

船長は気さくで元気印。当日は仲乗りさんも乗船され、とても楽しい時間を過ごすことができました。女性や子供などの初心者から本格的なベテランまで多くの方が乗船しており、沖縄の東海岸ではとくに信頼できる優良船です。私自身10年ほど前に沖縄に単身赴任していたこともあり、今回は久しぶりに2度目の乗船の機会を得ることができました。今回久しぶりに乗船させて頂きあらためて、

つくづく釣らせてくれる船だな~と実感できました!

この場を借りて船長と仲乗りさんにあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました!

⛵船宿データ⛵
 第二康丸 080-6492-0655
 沖縄県中頭郡北中城村熱田2070-8
 https://tanaka.okinawa/dai2yasumaru/

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