【2023年3月】春の船イカ🦑特集・おすすめ４選

年を追うごとに人気が高まってきた船のイカ釣り！今年もヤリイカにはじまりマルイカ、江戸前のスミイカ、さらに今後はアカイカなどが目白押し。また陸っぱりでもアオリイカの乗っ込みも到来し、多くのイカ釣りファンにとっては待望の春を迎えます。

これも日本が海に囲まれて豊富な海産物に恵まれていることや、日本人はイカ好きの国民性でそれゆえイカの消費量が世界一の国であることと、何かしら因果関係があるのかもしれません。寿司屋に行けばかならずオーダーするメニューの一つですからね…苦笑

何といってもイカ釣りの魅力は、比較的手軽に釣れることとターゲットとなるイカの種類によって色々な釣趣を楽しめたり、それぞれに異なった食味が堪能できることではないでしょうか！？

現在は、ヤリイカとマルイカが好釣！

この時期のヤリイカとマルイカは２大ターゲット！多くの船でも２隻出し３隻出しと、その人気ぶりがうかがえます。日ムラもありますが依然コンスタントに釣れ続いています。ヤリイカは茨城から外房にかけてと、東京湾の洲崎沖。マルイカは東京湾の城ヶ島沖・沖の瀬から相模湾にかけてと、駿河湾沼津沖では半夜釣りで好釣果が出ています。

江戸前のスミイカは最近では狙う船も少なくなりましたが、そろそろ終盤戦の様相。神奈川や千葉の船では堅調に釣れています。私的には他のイカと比べて肉厚でコリっとモッチリした食感が、寿司ネタや酒の肴に最高で大好きなんですけどね。

アカイカは４月頃から本格的にスタートする模様。ポイントは茨城から外房にかけての沖合いや東伊豆がメインです。とくに茨城県や東伊豆ではアカイカの夜釣りが盛んで、キロオーバーの大型が入れ食いになることも。まさに、

釣って良し、食べ良しのイカ釣り！

今回は最もホットな船イカ釣り４選をご紹介します。いま最も人気なターゲットであるヤリイカとマルイカ釣り。そして東京湾のスミイカ釣りと、これから釣り期を迎えるアカイカ釣りです。

またコスパ重視で、すべてのイカを同じタックルで釣りたいという方のために、タックルや仕掛け等もご紹介しておりますので、これからイカ釣りを始めようという方はぜひご覧ください。

初心者でもカンタンに釣れて食味も楽しめるイカ釣りは船釣り入門に最適です！

春のイカ釣り・おすすめの船釣り４選

関東周辺・春イカ釣りシーズン展望🦑

今回ご紹介するヤリイカ・マルイカ・スミイカ・アカイカ、それぞれの船イカの釣り期をカレンダーでサマリーしましたので参考までにご覧ください。

ただし、年によって前後したり、釣れたり釣れなかったり等ありますのでご了承ください。

１本の竿ですべてのイカを釣ろう！

最近はイカ釣り用の道具類もますます進化して、各メーカーから対象とするイカの種類ごとに竿が販売されています。しかしごく一般的なアングラーにとって、イカのターゲットに応じて竿を購入するのは経済的にも難しいですし、出来れば１本の竿で、なるべく多くの種類のイカを釣りたいですよね！？

結論から申し上げますと、

１本の竿と１台のリールで、すべての種類のイカを釣ることは可能です！

ただし、これから説明する全ての条件を満たしていることが必須となります。とくにこれから竿を購入しようと考えている方は以下のポイントに留意して検討されると良いと思います。

竿（ロッド）

竿は、オモリ負荷、長さ・重量、調子、この４点が大切なポイントです。

イカのなかでも浅場を狙うスミイカやマルイカはオモリ30号を使用するのに対し、深場を狙うヤリイカは150号を使用する場合もあります。つまりオモリ負荷が30～150号に対応可能な竿が必要です。

船イカ釣りは基本手持ちで狙うスタイルがほとんど。さらにスッテと呼ばれるイカ独特の仕掛けを扱うため、長さはなるべく短めで軽量のものを選びましょう。目安としては、長さは2m前後のもので、重さは200g前後のものが最も扱いやすいと思います。また調子は、トータル的にイカを狙うのであれば７３調子が最もおすすめです。

こうした４つの条件をすべて兼ね備えた竿（ロッド）は数少ないですが、以下の３つの商品はイカ釣りだけでなく、青物など他の釣りにも使えるマルチタイプとしておすすめです。初心者や入門者にも最適な竿ですので、ぜひご検討ください。

アルファタックル(alpha tackle) アルファソニック PG 73 210MH

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ダイワ(Daiwa)　リーディング　ネライ　MH−200・J

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シマノ ライトゲーム BB モデラート TYPE73 H195

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リール

リールは、小型の電動リール一択です。

ＰＥライン３～４号を最低３００ｍ以上巻けるものであれば、どんなイカ釣りにも対応可能です。

マルイカ釣りやスミイカ釣りではしばしば浅場を狙うことがありますが、その場合でも電動リールの方が取り扱いやすいため、初心者や入門者には最適です。

今回は、竿とのタックルバランスも考えて２つの商品をご紹介します。またイカ釣り以外でもマルチにご利用いただける点に留意しました。ぜひ竿と併せてご検討ください。

ダイワ(DAIWA) 電動リール 23レオブリッツ 300J 2023年モデル

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シマノ(SHIMANO) プレイズ 800 右ハンドル

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さて、これでタックルの準備は出来ましたか！？

以上３点がそろえば、日本で釣れるほぼすべてのイカを手中に収めることが出来ます！

あとは、道糸のＰＥラインの先にスナップサルカンを付けて、仕掛けをいろいろとアレンジするだけでＯＫ！

ぜひ、たくさんの種類のイカ釣りにチャレンジしてください！！

春イカ釣り・おすすめの船一覧

今回の春の船イカ釣り特集では、ターゲットとするイカの種類別におすすめの船をご紹介します。おもに関東周辺を中心に、私自身これまでお世話になった船をご紹介しています。

これからイカ釣りはますます活況を呈してくると思いますが、ご釣行の際は電話かメール等でご予約の上お出かけください。また予定の変更やキャンセル等は必ず連絡を入れるようにお願いします。

マルイカ

マルイカはケンサキイカとも呼ばれ、春から秋にかけて浅場で産卵します。ヤリイカより甘味が多く、なかなかスーパーや鮮魚店ではお目にかかることの出来ない高級なイカです。

まだ本格始動している船は少ないですが、これからマルイカ釣りは最もホットな時期を迎えます。今年は開幕当初から釣果にばらつきがあるものの、好期を間近に控えポイントも浅場になるこれから徐々に上向くと予想されます。

釣って良し、食べて良し、さらに釣り場も近い、という三拍子そろった釣りで、まさにイカ釣り入門に相応しいマルイカ釣り。

マルイカ釣りのメッカである東京湾や相模湾でも、今後ますます注目度＆期待度ＵＰの釣りとしておすすめです。

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東京湾

相模湾

駿河湾その他　※半夜～夜釣り

ヤリイカ

ヤリイカは冬場の高級イカの定番として大人気。北海道や佐賀県呼子等で有名な「イカの踊り食い」の食材は、ほとんどがヤリイカです。繊細で上品な味わいのあるヤリイカは、日本人にとって貴重な食材として根強い人気を誇っています。

もちろん釣りのターゲットとしても超大人気！いま最も旬なターゲットです。福島から茨城沖、外房の各沖合や東京湾や相模湾にかけて連日のようにコンスタントに釣れています。

ヤリイカ釣りではスルメイカが混じるのが一般的で、日並みによってスルメが混じる割合が変わるのが特徴。スルメは船上干しにしたり沖漬けにしたり楽しみ方も倍増！ヤリイカはいい人で30杯以上と好釣ぶりがうかがえるので、今後もますます期待できるイカ釣りのひとつでしょう。

福島～茨城沖

外房沖

東京湾・洲崎沖

相模湾・沖の瀬～城ヶ島沖

スミイカ

スミイカはコウイカとも呼ばれ、マダコと同様「江戸前」の釣り物のひとつとして人気です。寿司ネタとしてはもちろん天ぷらなどの食材にもグッド！釣れたての新鮮なスミイカはプリップリッとした味わいで、他のイカとくらべて独特の食感が楽しめるイカです。

スミイカは全国的に釣れ、他のイカよりも浅場で狙うため陸っぱりからでも釣れます。ちなみに北九州の門司港の陸っぱりでは春先からスミイカ釣りが盛んですが、関東ではやはり東京湾の船釣りがメイン。テンヤを使った仕掛けで狙う独特の釣趣は、イカ釣りというよりもタコ釣りに近い感じです。

釣り期は２～３月。スミイカ釣りもいよいよラストスパートを迎えています。最近では専門に狙う船もだいぶ少なくなりましたが、連日コンスタントに釣れており堅調です。都内からアクセスも良いため、ぜひ一度お出かけになってはいかがでしょうか！？

東京湾

アカイカ

アカイカは別名「ムラサキイカ」としても有名で、今回ご紹介するイカのなかで最も大型のイカです。場所にもよりますが、釣り期は３月後半から８月の夏場にかけて。とくに伊豆方面で獲れたアカイカは高級ブランド品として市場価値も高く、５杯も釣れれば十分と言われるほど多くのファンに人気です。

アカイカ釣りの基本スタイルは夜釣り。外房エリアでは日中の釣りもありますが、東伊豆や茨城県沖では半夜～深夜の夜釣りが主体です。また年によってムラが激しい釣りのため、開幕早々はしばらく様子を見てからの釣行がおすすめです。

４月から本格的にスタートするアカイカは、いったん釣れ始めるとバタバタと大釣りが期待できる上に、食味の点でも大いに楽しませてくれるイカです。釣り方はマルイカやヤリイカと変わらないため、先ずはマルイカ釣りを始めてからアカイカ釣りにチャレンジしてみても良いでしょう。

茨城沖（夜釣り）

外房沖

東伊豆沖（夜釣り）