冬場の陸釣り(夜釣り)・おすすめ4選

冬場の陸っぱり釣りは一年のうちで最も対象魚の少ない時期です。しかしそれはあくまでも昼間の話しで、夜になった途端に釣り物は盛り沢山!じつは冬場は一年のうちで最も夜釣りで美味しい魚が釣れる季節なのです。こうした実態を知らない方が案外多いのではないでしょうか!?

たしかに「真冬の夜釣り」と聞いただけで、ただでさえ二の足を踏んでしまうかも知れません。しかも夜釣りは日中帯の釣りとくらべて大変危険です。堤防や磯などでヘッドライトを灯して釣りをするのは難易度の高い釣りといえるでしょう。したがって初めて夜釣りに出かける際は、なるべく単独釣行ではなく現地に通い慣れた方と同行することをおすすめします。

さて、肝心のターゲットは高級魚が勢ぞろいです。今回はメバルやチカメキントキのウキフカセ釣り、タチウオのエサ&ルアー釣り、ウキスッテを使ったヤリイカ釣り、そして禁断のイセエビ釣りの4つをご紹介したいと思います。

どのターゲットも「こんな魚が陸っぱりから釣れるんだ!」というものばかり。しかも食卓に並んだら「美味しい!」と連呼する魚たちばかりです。

厳寒期の釣りは防寒対策が必須です。とくに1月中旬から2月いっぱいにかけてどこも冬真っ盛りで、釣行さえ躊躇ってしまうほどの寒さに見舞われます。そんな中あえて美味しい魚を釣りに行く醍醐味を感じていただけたらと思います。

夜釣りは夜行性の魚や警戒心が高い魚たちが狙えます。また日中にはなかなかお目にかかれない大物が釣れたり、爆釣モードにも遭遇したりできる千載一遇のチャンスです。また日中の釣りでは味わえない非日常的な空間と時間を楽しむことができますよ。

冬場の陸釣り(夜釣り)・おすすめ4選

冬場におすすめの釣り場

今回の陸っぱり釣り特集では、先ずはじめにおすすめの釣り場をご紹介します。おもに関東地方を中心に掲載していますが、実際に私自身がこれまでに経験しかつ釣行した場所で解説した方がわかりやすいからです。

冒頭で説明した通り、この時期の陸っぱりの釣りは夜釣りがメインです。通い慣れた場所であればまだしも、初めて釣行する場合はかならず明るいうちに入釣し、事前に釣り場やポイント等を下見するように心がけましょう。

いま時期の釣りは身体の芯まで凍てつくほど辛いものですが、そのぶん釣りの後に一風呂浴びて晩酌や食事をして過ごす時間は至福ですよ。また、釣りに限らずあらゆる面で忍耐力や免疫力を醸成してくれるでしょう。

メバル・キントキダイ

メバルは冬場から春にかけて代表的な釣り物です。別名「春告魚」とも呼ばれ、これから春先にかけてほぼ全国的に釣れる大衆魚です。近年はウキフカセ釣りの他にメバリングといわれるルアー釣りが盛んですが、これから数・型ともに狙える絶好のシーズンが到来します。

またキントキダイは本来深場で釣れる魚ですが、年により産卵のため沿岸まで接岸するため、陸っぱりからでも狙える釣り物です。今年は相模湾沿岸でも昨年末から釣れ続いており、この時期の密かな人気ターゲットとなっています。

いずれも最大で30cm級と小型の魚種ですが、上品で淡泊な白身は刺身・焼き物・煮付けなど超美味しい高級魚です。またメバルとキントキダイの両方で仕掛けをほぼ共有できるため、エサ釣りもルアー釣りもタックルバランスを変えるだけでじゅうぶん釣りが成立するのです。

メバルもキントキダイも群れで活動する魚のため時合を逃さないよう釣行することが大切です。とくにこの釣りは、夕刻からの半夜釣りが絶対条件。群れに当たればツ抜け達成も可能です。このように日中はなかなかお目にかかれない魚たちも、夜になると絶好の対象魚として変貌するのが冬場の釣りです。

千葉県

神奈川県・東京湾

神奈川県・相模湾

タチウオ

タチウオは周年全国的に釣れる魚です。タチウオ釣りというと船釣りが一般的かもしれませんが、冬場を迎えると日中深場にいるタチウオが夜になると浅場に接岸するため、陸っぱりからでもエサやルアー釣りで狙える絶好のターゲットとなります。

ここ数年地球の温暖化の影響で、地域差はあるものの釣り期は秋から冬にかけて実績の高い季節となります。もっとも陸っぱりのタチウオは船釣りのように数は釣れませんが、日並みによっては数釣りもじゅうぶん可能です。

タチウオが狙える釣り場は水深が7~8メートル以上ある堤防や護岸がメインで、仕掛けをなるべく沖目にキャストすることが肝心です。関東では東京湾や相模湾、また関西では大阪湾などの水深がある堤防が有名ですが、夜間ベイトフィッシュが集まる場所であれば期待大です。

神奈川県・東部

神奈川県・西部

静岡県・東部

ヤリイカ

ヤリイカは船釣りでもご紹介していますが、冬場は陸っぱりからでも釣れる人気ターゲットです。地域によって多少異なりますが、この時期のヤリイカは産卵で接岸するため、水深のある堤防や磯などから釣ることができるのです。

とくに12月~2月の冬場は比較的型も大きく数釣りが楽しめるシーズンです。この時期ヤリイカの雌は卵を持っていることも多く、釣れれば旬の味を楽しむことができます。また外道もアオリイカやアカイカなど多彩で、多くのファンを魅了しています。

とくに冬の陸っぱりで夜ヤリイカ釣りが有名なのは東伊豆エリアです。良い日に当たれば20杯以上と、船釣り並みに釣れるのが魅力です!

そこで今回は、陸っぱりからのヤリイカ釣りを解説します。おもにウキスッテを使ったウキフカセ釣りとエギングの2パターンで、冬の旬であるヤリイカをぜひ攻略して頂けたらと思います。

神奈川県

静岡県

禁断の!?イセエビ

誰もが知る美味しい食材のイセエビ(伊勢海老)。じつはイセエビは、陸っぱりからでも簡単に狙える釣り物のひとつなのです。基本的には周年釣れるターゲットで、とくに冬場におすすめの釣りです。

伊勢海老釣りを陸っぱりからする場合、テトラの穴釣りが基本です。イセエビは日中帯は物陰に隠れてじっとしていますが、夜間になると活発にエサを捕食して活動します。このためイセエビ釣りは夜釣りがメインとなります。

ひと言でいうと「夜釣りの穴釣り」。ですので、誰でも手軽に狙うことができます。

しかしながらイセエビ釣りは、禁漁期間や共同漁業権といった制限があるため、他の対象魚とくらべて釣れる時期や場所等が限られるのが実情です。また立入禁止エリアなども含めて釣行前にかならず確認しておきましょう。

メインとなるポイントは、外房以南で水深5メートル以上のテトラ帯であればどこでも釣れます。また仕掛けも釣り方もとてもシンプルで初心者でも狙えますが、実際ゲットするには案外難しいターゲットなのです。掛けたと思ったら足だけ釣れたりとバラシが多いのもこの釣りの特徴です。一尾でもゲットできたら、お宝発見!そんな釣りがイセエビ釣りです。

なお、漁業権については各都道府県のCeisNet(シーズネット)をご確認ください。

茨城県(漁業権がないエリアが多い)

千葉県

神奈川県

静岡県

以上、冬場におすすめの陸っぱり釣りおすすめ4選と釣り場の情報をご紹介しました。地域差や潮況の影響はありますが、どの釣りも釣り期は3月頃まで続くのでまだまだこれから十分楽しめますよ!

とくに関東近県の釣り場情報に限定して掲載しており2023年1月時点での情報となります。釣り場によっては一部のエリアが釣り禁止だったり制限等あるかもしれませんが、その場合ご容赦いただけると幸いです。

今回はざっくりと大まかな釣り場のご紹介になりましたが、次回は釣り場ごとに詳細のポイント図までご案内できればと思いますのでお楽しみに!

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