【初心者必見】1本の竿でマルチに釣りを楽しむ!ルアーロッド編

海でいえば堤防や磯、陸上の湖沼や河川など、海水・淡水にかかわらず、私たちの身近な生活圏域には魚たちのレストランが無数に存在しています。だから、ごく自然にエサやルアーが漂う状態を作れば、魚たちは当たり前のようにエサやルアーを食ってくるというのが短竿の基本的思想です。そのなかで、

仕掛けはいたってシンプル!凝ったものは一切必要ありません。いかに海や湖沼、河川といった自然を読み、同化した状態でエサやルアーを漂わせることができるかが釣果を決定するわけで、それは釣り人の腕次第。だからこそ、ルアー竿のような短竿での釣りはとても奥が深いといえます。

ルアーロッドは、海・山・川などさまざまな場所で、わずか数センチの小魚からメーター超えの超大物まで釣ることができ、使う人の性別や年齢、初心者や上級者などを問いません。

釣りは、もっぱら季節や場所、対象魚によってタックルや仕掛けを揃えなければなりませんが、コスパを考えることも大切です。限られた予算内でめいっぱい釣りを楽しみたい!そこで今回は、

ルアーロッド1本を無限大に活用するためにも、なるべく最小限のコストで最大に釣りを楽しむコツを解説します!

1本の竿で、できるだけたくさんの魚を釣りたい、いろいろな釣り方を楽しみたい!

というのが、釣り本来のあるべきスタンスだと思います。

今回は、おもに海での陸っぱり釣りに限定して解説していますが、もちろん湖沼や河川、海の沖釣り(ボートや船)での使用も可能です。引き続きアップして参りますので、お楽しみに!

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ルアーロッドは最強の万能竿!あらゆるシーンでシンプルな釣り方を演出、応用範囲も無限大!

ルアーロッドやエギングロッドといった短竿は、たった1本持っているだけで、フィッシングライフに広がりと厚み、そして無限大の可能性をもたらしてくれます。

とくにコンパクトロッドやモバイルロッドの出現によって、軽量・操作性はもちろん、携行性や手軽さも飛躍的に向上し、釣りというものがより身近なアクティビティになりつつあります。仕事前後の釣行や、出張や旅行先での釣りなど、釣りを生活の一部としての立ち位置に確立できるのもルアーロッドのおかげなのです。

ここで覚えておきたいのが、ロッドの長さとオモリ負荷です。

  1. 1フィート(ft)= 30.48センチ(cm)
  2. 1号(オモリ)= 3.75グラム(g)

用意しておきたい小物

ルアーロッドのパフォーマンスを最大限発揮させて、思いっきり釣りを楽しむには、主たる目的であるルアーやエギ(餌木)だけでなく、さまざまシーンや場所、釣り方などにオールマイティに対応できるタックルや仕掛けを用意する必要があります。

ここでは、ルアーロッドでいろいろな釣り方を楽しむための小物類をご紹介します。たくさんの釣り方があってお困りの方もいらっしゃるかと思いますが、このうちの2~3通りでも構わないですし、最初からすべてを用意する必要はありません。

あくまでも、季節や場所、対象魚、釣り方などに応じて、ご自分のお好みでチョイスしてみてださい。タックルボックスやバッカンに忍ばせておくだけで、さまざまなターゲットが狙えて、思う存分釣りを楽しむことができるでしょう!

ルアーロッドでもウキ釣りやフカセ釣りなど応用範囲は無限大。道糸のPEラインにフロロカーボンのリーダーを接続して、ウキ釣りやフカセ釣りでクロダイやメジナといった中小物を狙うことができるのもルアーロッドならでは。

ウキは数個、ハリスは1~2号、ハリはチヌ針の2~3号を忍ばせておくだけで、さらにルアーロッドの可能性が拡大するでしょう。

これはカンタン!初心者でもできる活用法

(1)ルアー釣り(基本的なタックル構成)

ルアーロッドの基本的なタックル構成は、道糸にリーダーを結び、ルアーを付けるだけといった非常にシンプルなものです。リーダーの号数やルアーの種類は対象魚に応じてアレンジするだけなので、初心者でもカンタン!

堤防や磯などの陸っぱりから狙えるターゲットも季節や場所によって多種多彩!シーバスやヒラメなど周年狙える魚から、夏から秋にはイナダやソーダガツオといった青物。近年人気の高まっている、アジングやメバリング、チニングなど、さまざまな釣りを楽しむことができます。

ルアー釣りは、堤防や磯でこうした魚を狙うためのルアーロッド本来の使用目的となる釣り方です。

ルアーロッドのM(ミディアム)やML(ミディアムライト)はしなやかさに加え、パワーも持ち合わせているため、中小物から大物まで釣ることができ、汎用性が高いのが魅力です。

ルアーロッドのM・MLは本来の目的であるルアー釣りだけでも、多用途でオールマイティな使い方ができる貴重な一本なのです。

(2)エギング

いまやショア(陸っぱり)のルアーフィッシングで、絶大な人気を誇るエギング。

ほぼ周年、全国各地の沿岸でアオリイカやヤリイカ、スミイカといった高級イカが、ルアーロッド1本とエギ(餌木)だけのライトタックルで釣れるのですから、エギングに夢中になる釣り人が増えるのも無理はありません。

タックルと仕掛けは至ってシンプル。基本タックルにエギ(餌木)をセットして、キャストするだけ。

エギのサイズは2.5~3.5号で、ピンク系やオレンジ系をメインに、最低7~8個用意しておくと良いでしょう。季節や場所によってヒットカラーがあるので、事前に調べておくことをおすすめします。

また、タコエギでマダコを狙うこともできます。ただし陸っぱりのマダコ釣りは、共同漁業権によって釣ることのできるエリアが限られているので注意しましょう。

(3)穴釣り

秋から冬、春にかけてイチオシの釣りが穴釣りです。

ルアーロッドのような短竿で、テトラ帯や磯場の隙間に仕掛けを落とし、アイナメやカサゴなどの根魚を狙うのは、非常に効果的な釣り方です。

仕掛けは、基本タックルの道糸にサルカンを介してフロロカーボンの3~5号を1~2メートル結び、その先にブラクリ仕掛けや、丸玉オモリとハリをつけるだけ。ブラクリやオモリのサイズは3~8号がおすすめです。

エサは、オキアミやイワイソメ・アオイソメといったイソメ類、イカの短冊やサバの切り身など数種類用意しておくと良いでしょう。またイワイソメの塩漬けも効果的です。

テトラ帯で仕掛けが深く落ちていく箇所、堤防のコンクリートブロックが崩れた所、ブロックの継ぎ目のミゾ、根掛りの激しい捨て石まわり、などを積極的に攻めてみると思わぬ釣果に恵まれることも。

季節や場所によっては、イセエビといった嬉しい獲物もGETできたりするのが穴釣りの魅力。ただし陸っぱりでは、イセエビ(伊勢海老)は禁漁エリアも多いため注意しましょう。

こんな釣り方もできる!応用編

(1)フカセ釣り(ヘチ釣り)

フカセ釣りは、おもに水深のある堤防や磯などで、ハリにエサをつけるだけのシンプルな釣り方です。シンプルゆえに応用範囲はきわめて広く、堤防やテトラの際を狙うヘチ釣りや落とし込み釣り、沖目を狙うフカセ釣りなどがあります。

ターゲットは、アジやサバなどの青物やメバル・カサゴといった根魚、クロダイ等の大物までさまざまです。

タックルと仕掛けは、道糸にフロロカーボン1.5~2号のハリス(リーダー)を直結するか、サルカンを介して1ヒロとり、チヌ針2~3号をセットします。ハリ上から10センチ辺りまでの間に、エサを沈めるためのガン玉を適宜打って完了です。

また沖目を狙う場合は、オモリをつけて軽く前方に仕掛けを投げ込みます。この方法は沖の捨て石周りや根周りを攻めるときに有効な釣り方です。

(2)サビキ釣り・投げサビキ釣り

季節によって、小アジやイワシ、サッパなどが群れているときには、サビキ釣りや、夏から秋にかけてワカシやカマス、ソーダガツオなどが回遊してきたら、投げサビキ釣りで楽しむのもおすすめ。こんなときのために、市販のサビキ仕掛けをつねに用意しておくと、お土産確保のためにも重宝します。

タックルは、道糸の先にカゴを取り付けて市販のサビキ仕掛けをセットするだけ。

通常は堤防でのサビキ釣りにはコマセが必要ですが、投げサビキ釣りは仕掛けを投入してリールを巻くだけで簡単に釣れるのが魅力です。

ポイントが沖目の場合は、カゴの上にオモリに適合したウキをつけてチョイ投げすれば、ルアーロッドのような短竿でも、仕掛けをある程度遠くへ飛ばすことも可能です。

投げサビキ釣りは、ターゲットがワカシやイナダ、ソーダガツオといった青物で、ルアーに食い渋っているときなどに有効な釣り方で、ルアーには反応しないけどサビキで意外に簡単に釣れたりすることもあるので、サビキは必携アイテムとして数種類忍ばせておきましょう。

(3)チョイ投げ釣り

ルアーロッドは、ロッドに適合したルアー重量(g)に対応するオモリ(号)をつけることによって、チョイ投げ釣りを楽しむこともできます。おおよその目安としては、MLクラスで1~8号、Mクラスで2~10号のオモリを背負うことが可能です。

砂泥地や根が点在する砂地の海底がある堤防や港内、岸壁などでは、シロギスやハゼ、メゴチ、カレイなどの好ポイントが存在するため、チョイ投げ釣りで意外な釣果を得られることも珍しくありません。

タックル&仕掛けは、道糸の先にナツメ型の中通しオモリや、ナス型オモリのついたテンビン仕掛けに市販の投げ釣り仕掛けを常備しておけば、すぐにチョイ投げ釣りにチャレンジができます。

つけエサはイワイソメやアオイソメといったイソメ類。通し刺しにして垂らしを2センチほどでつけるのが基本です。

釣り方は、アンダースローやオーバースローで軽く仕掛けを投入するだけ。オモリが着底したら、ゆっくりと仕掛けを引いてポイントを探りましょう。ルアーロッドのような短竿の穂先をキュイーンと絞り込むシロギスのアタリはまた格別です。

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まとめ

ルアーロッドでさまざまな釣りを楽しむことが出来ることがお解りいただけましたでしょうか?

あとは季節や釣り場、対象魚などに応じて仕掛けをアレンジすれば、中小物から大物まであらゆる魚種を狙うことが出来ます。

陸っぱりで思う存分釣りを楽しみたいという初心者は、まずルアーロッドの8~9ftの長さでM(ミディアム)かML(ミディアムライト)の8を購入しましょう!

はじめて購入する一本は、大手メーカーのもので1万円前後のものが理想です。「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、やはり大手メーカー製は造作がしっかりして長持ちします。丁寧に使えば、10年くらいは長持ちするでしょう。

今回はたった1本のルアーロッドで、めいっぱい釣りを楽しむ方法について解説しました。末永く釣りを続けるためにも、はじめはコスパ重視で、小物から大物までたくさん釣りを楽しんでいただけたらと思います。

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